感動!初結氷カヌー

2008 / 11 / 6

雄阿寒が映りこむひょうたん沼今日は、7年近くツアーでこの時期を北海道から離れていた私に、フィールドにでるチャンスがあった。2名のお客さんとお任せのバードウォッチングとカヌー。山に入るなりカラマツの美しい黄色の紅葉にまずは感激。なんて美しいのだろう。大好きな美しい秋の山。
カラマツの林

ミヤマカケスがあちこちに飛び回っている。ミズナラの貯蔵は順調なのだろうか。林道も葉がすっかり落ちて景色が一変していた。見えないはずの美しい小川が光に輝いていたり、遠くの山々がはっきりと近くにみえたり。空気のひんやり感も最高に気持ちいい。この時期いろいろウェアを着てフィールドにいられるのが嬉しい。普段から代謝もよくTシャツ野郎なのでいろいろ着れるのは楽しいのだ。

カヌー初めてで私のガイドも初めてのカップルと晩秋のカヌーを漕ぎ出す。皆でいいなぁ~と歓声をあげる。

ヤマセミやアカゲラなどが飛び回る。美しい山々に囲まれた風景を楽しみながらカヌーを進めると、いつも通過できないところが落葉と若干の増水で、カヌー一艇ぶんぎりぎり通れる。嬉しさを隠しきれずにすぐに進路を未知のエリアへ。おお!地形図上に存在していた小川があるではないか!しかも細い水路の先はあまりに美しいプールが。なんて素敵なんだろう。何度も通っていて今日が初めての発見!季節限定か。

そしてさらにカヌーをゆっくり進めると突然、
バリン!キーン!シャラーン!
うわぁ~氷だ!ああ!凍ってる!なんて美しいのだろう!
初氷が、ガラスのように綺麗で、景色も鏡のようにうつり込んでいるのだ。パドルで叩きながら砕氷カヌー。おっと!閃いたぞ!パドルは2つあるからひとつ氷の上をすべらせてみよう。思いついたら即実行。パドルを氷にすべらせた。
初結氷
ひょい!あれ~~~あんなに滑っていってどうする?でもおもしろすぎて笑いが止まらない。お客さんは完全にひいていたと思う。
なんでこのガイドこんなテンション高い?氷で?
私は心の底から嬉しくて、どうしていいかわからないくらい素敵だと思った。

これだから自然のなかに入るのはやめられない。素晴らしい感動(お客さんも喜んでいたと思います)。そうかと思えばオオタカが頭上に。エゾシカのオスが森のあちらこちらでギュイーンとラッティングコール。
水はきらめきニジマスがはねる。ナナカマドの実は真っ赤に水面にうつり込む。
エゾリスがヤチダモからアカエゾマツにジャンプした。

上陸してお湯をわかしてカップヌードルタイムとコーヒー。家で食べるのとはまったく別物に美味しい。もう1回やりたいな。氷はどこまで張ってるだろう。
11月のカヌーは極めつけの秋と冬を楽しめる!

感動や喜びであたまの中が落ちつかない。今日は寝つけるだろうか(笑)


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