日経新聞北海道版に記事が掲載されました

2010 / 1 / 16

先日、日本経済新聞北海道版の取材を受けた記事が掲載された。

NIKKEI NET 北海道版
【ほっかいどうにできること】(2010/1/9)
第5部 明日へ大地継ぐ(5)アウトドアガイド 安藤誠氏~ありのまま魅せる

私の前後の特集の人たちも、とても興味深くおもしろいので、機会があれば是非読んでみてください。

私の北海道のためにという意識は本当に最近の話だ。しかし今やっている仕事が北海道のため、日本、世界のためというように繋がれば,こんな素晴らしいことはない。最近になって自分の時間が無限ではないということにやっと気づきはじめた。かと言ってまったく足りないというわけでもないだろう。今を一生懸命だ。

おととい、ヒッコリーウィンド初登場3日間滞在という25歳の若者をガイドした。彼の新鮮な感動や喜びはそのまま私の感動や喜びだった。
バーボンの4年モノと15年モノではどちらが美味しい?という世界ではないが、4年モノの新鮮さや荒々しさもいい。もちろん15年モノの芳醇や円熟の深さもたまらないのだが。私は今何年モノのバーボンだろう?12年くらいならよく飲むチョイスなのだが。15年、18年、20年、25年とエイジングを重ねていければいい。そのときそのときをベストに生きていかなければ次はないのだから。

エイジングといえばギターもだろう。新しくても素敵な音色のギターももちろん多々あるが、弾き手とともに年を重ねたギターの音色は決して誰も作れないのだ。K.Yairiのプロトタイプの話を思いだしたので近日それはあらためて話す。マーティンD40という珍しいモデルも縁あって愛用している(トム・ぺティのシグネイチャーのベースモデル)。
ギターには演奏の楽しさや苦労など、さまざまな時間が木にすり込まれていく。ヤイリの社長曰く、出荷前の新品ギターにいろいろな音楽を聞かせていく専用の部屋まで用意。ギターにも普段から音楽を聴かせる。
私のギターたちも、部屋で私が咳をしたりするとボディがコーン、カンとどうしたの?と言わんばかりに返してくる。樹齢1000年以上の奇跡的なミズナラが鶴居村にはいてくれるが、彼は1000年の時を、そして今を生きている。


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