阿寒湖にて講演

2010 / 2 / 8


きのう、阿寒湖の和風旅館「鶴雅」にて、国土交通省の副大臣、辻元清美氏と、観光庁長官の溝畑宏氏らに、短時間だが直接、講演する機会をいただく。
そうそうたるメンバーのプレゼンや講演の、なんと最後が私だった。久々に緊張したが、待っている間にどんどん話したいことや話さなければならないことが浮かび、整理に困った。


この1週間前後の、私の写した写真と話をしたのだが、いつもの「安藤誠の世界」とは別に、陳情に近いもの(アウトドアガイド制度の在り方や環境保全プロガイドの養成など)を多く織りまぜて話してみた。

終了後、副大臣自ら携帯電話の番号交換を申しでていただいたり、観光庁長官からと一緒に多岐に質問を受けた。

不思議なことだが、なぜ私がこのような場で話しているのか。その答えではないのだが、普段フィールドにいるときに感じるグローバル感や、「すべては繋がっていく」という感覚が突然、私の心のなかで目覚めた。
今こうして日本政府高官に話していることは、奇跡的に重要な一瞬であり、それは自分自身というよりも、北海道全体、日本全体にかかわることなのだと。

気づけてよかった。真実と情熱を静かに強く伝えるイメージで。

結果として反応があったこと。そしてこの奇跡的なホットラインを今後どのように地域、北海道、日本のために役立てていくか。

ガイドとして最前線にいるのはもちろんだが、このようなかたちで国や地方政策に関わるとはまったく想像していなかった。しかし今回の出会いがあったからには、さらなる想いを胸に進んでいきたい。


本物を伝えること、出会いと感動と情熱。

最初に「釧路湿原の鶴居村の山からきた、熊みたいな私ですが」の自己紹介で副大臣に笑いをとったのもポイントだろう。熊はやっぱり私の特別。


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