安藤誠の世界2010番外編1

2010 / 11 / 17


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鶴居に帰ってくると、当たり前のようにこの時期いるタンチョウたち。
今回帰って彼らが当たり前に見えなくなっていた。
オーディナリーミラクルを全国で説いて、私自身が心からわきあがるものがあった。
美しい雌阿寒の山の雪化粧も、ミズナラの落ち葉も。
北海道にいる。

この旅で偶然が重なった本の話。
山梨と京都の女性からツアー中にいただいた本がまったく同じ本。
女性2人はまったく面識もない。
しかし私に是非この本を読んでほしいという思いが一緒だった。

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リトヴァ・コヴィライネン、サンニ・セッポ著
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内容はこの2人の女性の保障つきだった。
こんな素敵な偶然と必然が一体化したかたちで、本を薦めてもらったことがあっただろうか?
「人と木はつながっている」ということや素敵な写真、「熊は森の支配者であり、森そのもの」というメッセージ。
本すべてが共感できるのだ。
2人の女性カメラマンが写した森や人、木も素晴らしい。
私はこの本を受け取り、この旅の真意を別な見地から考えさせられ、勇気づけられた。
2人の女性が素敵な人なのは言うまでもない。

麦っ子畑保育園でも、植木職人をしながら木と対話する素敵な男と、麦っ子のティピで焚き火を囲み、話ができた。
神奈川の座間で、焚き火とティピ!
静かに語る彼のまなざしが焚き火の炎とともに静かに燃えていた。
焚き火を大切に生かしていきたい。
焚き火での語らいはやはり特別だ。

笠間での講演のきっかけとなるツバメ旅館のおかみ、きょうこさん。
彼女の住んでいる家も素晴らしい。
旦那さんと古民家を直しながら素敵な生活をされている。
私はそんな2人の空間にお邪魔するのが好きで、訪ねている。
ジョウビタキの甲高い鳴き声。
里山そのものの集落。
きょうこさんの炊いたご飯はおひつに入って出てくる。
美味しい卵焼きや煮物、ここへ来ると、日本でよかったという、不思議な時間を飛び越えていく思いにかられる。
彼女の作る陶器も素晴らしい。
生き方そのものがでてくる作品。
彼女にも北海道を体験させたい。
まだ北海道を知らない人たちがたくさんいるのだ。
同じ日本に暮らし、まったく生活様式が違うのに共感できる、不思議と喜び。
日本はすごいと思う。
彼女の生き方もまた魅力的なのだ。

鹿児島の南大隈から素敵な便りが届いた。
鹿児島の小さな小学校で講演したときのお礼という形で、生徒たちの絵手紙がまとめられ、送られてきたのだ。
南国の子供たちや先生。
今でも思い出せる純粋さやまっすぐな心。
絵にして南の端から北へやってきた思いはやはり暖かかった。
日本はすごい。
こんなに離れていても、暮らす環境が違っても、お互いの思いは通じあえる。
これが日本でできたら今度は世界でできるだろう。
今回は鹿児島の小学校や神奈川の保育園など、講演という枠から飛び出した活動がひときわ輝いている。
これは子供たちのためだけではなく、私という、伝えていく側に、必要で重要なものを忘れるな、という最高のメッセージだ。
これを持っているのとないのでは、今後の自分自身にとってもあまりに大きな違いとなるだろう。
鹿児島の子供たちからの絵手紙は、ここ鶴居村のヒッコリーウィンドで熱く輝いている。
これからも子供たちに向けたメッセージや講演を大切にしていきたい。


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