明日から札幌・江別講演

2010 / 12 / 3 |「安藤誠の世界」

「安藤誠の世界2010」本州ツアーから戻り、10日間のヒッコリーイベントが終わり、明日からの札幌・江別講演で一段落。
札幌・江別では初講演。
タイミングの合う方はぜひ遊びにきてみてください。
懐かしい顔の人たちも、初めてお会いする方も、きっと楽しい出会いになると思っています。
安藤誠初フォトエッセイ「オーディナリーミラクル」もプレゼントCD付で当日販売します。

◆12月4日(土)
【スライド講演・昼の部「自由人の生き方」】

ガイドとして、またスローに生きる一個人としての安藤誠の生き方の秘訣・自由に生きることのヒントをアットホームな雰囲気のなかでお話しします。

【スライド講演・夜の部「道東の国立公園(阿寒・知床・釧路)の魅力」】
北海道を代表する国立公園というフィールドに立つ目線から見えるものは、人々をあっと驚かせます。ガイドの目線で見る国立公園の楽しみ方、普段見ることのできない自然の表情などを、きれいなスライドと一緒にお楽しみください。

第6回エコツーカフェ北海道
【共催】北海道大学観光学高等研究センター・ゆっくりずむ北海道
【後援】日本エコツーリズム協会
BARCOM SAPPORO(バルコ・サッポロ)
札幌市中央区北2条西2丁目-15 STV北2条ビル1F
各部 ¥1500(軽食・飲み物付) 昼夜両方参加の方は¥2500
定員:20名
昼の部 オープン 13:30 / スタート 14:00 ~ 16:00
夜の部 オープン 18:00 / スタート 18:30 ~ 20:30

お申込・お問い合せ » ゆっくりずむ北海道 Tel 011-211-1954
e-mail:contact@hokkaido-terroir.com


◆12月5日(日)【スライド講演「北海道・アラスカの自然と人」】
藤井邸
江別市大麻高町22-16
¥1500

お問い合せ »
Tel 011-387-2232/藤井携帯 090-8896-6247
安藤 誠 携帯 080-6093-3650

江別講演は残席わずかです。
参加希望の方は、直接安藤携帯までお問合せください。

ヒッコリーウィンド陶器市2010開催中

2010 / 11 / 21 |「安藤誠の世界」, イベントカレンダー

ヒッコリーウィンドにて陶器市を開催中です。
◆11月20日(土)~28日(日)【ヒッコリーウィンド陶器市2010】
同時開催:安藤誠・上村知弘写真展
作家たちの丹精込めた作品を是非お手にとってご覧ください。
11:00 ~ 17:00

◆11月20日(土)~28日(日)【ヒッコリーウィンドカフェ&ランチ】
カフェ 11:00 ~ 17:00
イベントスペシャルランチ 11:00 ~ 14:00

◆11月27日(土)・28日(日)
【上村知弘・安藤誠スライドショー「北海道・アラスカの自然と人」】

カナダ人のタミーのミニライヴつき。
大人 ¥2000 / 高校生以下 ¥1000
19:30 オープン / 20:00 スタート

陶器のほかにも雑貨、アクセサリー、アウトドアウェア、ポストカードなど、多数取り揃えてお待ちしています。

アクセスはこちら »
お問い合わせはこちら »

安藤誠の世界2010番外編1

2010 / 11 / 17 |「安藤誠の世界」

鶴居に帰ってくると、当たり前のようにこの時期いるタンチョウたち。
今回帰って彼らが当たり前に見えなくなっていた。
オーディナリーミラクルを全国で説いて、私自身が心からわきあがるものがあった。
美しい雌阿寒の山の雪化粧も、ミズナラの落ち葉も。
北海道にいる。 » Read the rest of this entry «

「安藤誠の世界2010」本州編終了3

2010 / 11 / 17 |「安藤誠の世界」

東京農工大学大学院(東京都・港区)

東京での講演が続く。
この日は芝浦のキャンバスイノベーションセンター。
夏にヒッコリーにいらした松下博宣氏の要請で、学生らに講演となる。
人数が少なく完全なボランティアだったが、風邪で熱が下がらずフラフラな状態で、気力だけでのぞんだ。
しかし参加者からの要点をついた質問。
これに答えるために来たんだな、と思うような良い質問が多かったのに救われた。
電車を乗り継ぎ、埼玉の幸手には心身ともにぼろぼろに近い状態で帰った。
この幸手の風ある林整骨院の渡辺氏のおかげで、きつい東京での講演などもなんとか乗り切ることができた。
やはり学生時代からの友人はありがたい。
いろいろな意味で精神的にも安定し、楽だったのは言うまでもない。

益子(栃木県)

翌日から栃木の益子で陶器の買い付けをスタートさせたが、益子の自然の豊かさにまず救われる。
また8年くらい前に偶然お世話になった薬局の前を通ったらお店が開いていて、思わずおばさんとおじさんにあいさつと思い車を止めた。
おばさんが覚えていてくれて、すぐに体調がすぐれないでしょう?とドリンクや風邪薬をわけてくれる。
ここはお店なのに。
フォトエッセイやお菓子などを渡しながら、少しお話する。
おじさんは体調がすぐれずお店にでられていないと言う。
それにしても本当に旅先での人の優しさには、体全体が暖かくなる思いだった。

久野陶園 (茨城県・笠間市)

益子で休み休み買い付けをして、いよいよ本州講演最終日の、笠間、久野陶園。
ここではたくさんのサプライズが待っていた。
まずは、ヒッコリー婦人部?のけいこちゃんが突然標茶から現れる!
まったく情報もな、くびっくり。
それにしてもありがたい。
命のジンジャーエールも差し入れしてくれた。
福島のいわき市から1人で来てくれたかおりさんや、大学時代の悪友も宇都宮から仕事帰りに参上してくれたり。
笠間は本当に熱く、嬉しかった。
次は、ピタゴラスイッチでも有名な栗コーダーカルテットの川口さんが埼玉から現れて、一緒にライヴに参加してくれたこと。
突然のプロミュージシャンの登場に会場もびっくり。
地元ミュージシャンたちも素敵な人ばかり。
とくに22歳の女の子のゆいちゃんの作った曲と声は、不思議なくらいすんなり入ってきて心地よいのだ。
まったくの初対面でいきなり一緒にプレイさせてもらったが、会話が成立。
北海道でもやってもらいたい若いミュージシャン。
主催者のけいこシュガーさんは完璧にかっこいい主婦、陶芸家、ミュージシャン!
粋なカッティングでぐいぐいもりあげてギターを弾く。
笠間の夜は土間で焚き火をしながら、深夜2時まで続いたのだ。

また笠間では研修生の佳織と再再会。
今度はまめに連絡をしながら指定時間ぴったりに現れる。
久野陶園さんでも自分から仕事やアシストを探し動いていた。
常滑の経験や麦っ子畑での研修が生きてきているようで安心するとともに、少し嬉しくなった。
講演した後も、湯呑みに水を持ってきてくれたり、ちゃんと彼女なりの心が入りはじめていた。
自分はろくに食べず、しっかりお客さんに給仕している姿も嬉しかった。
最終日に成長と心が晴れる動きをしてくれた佳織に感謝。
彼女なりにいろいろつかむものがあったようだ。
それだけでも一緒に本州にきた成果があると思う。
すぐにくさったりあきらめる若い世代は多いが、彼女の頑張りと心の切り替えは本物だと思う。
これが何より嬉しかった。
自分で選んだ道に迷いはたくさんあると思う。
しかしその迷いをふりながら逃げずに歩いたものだけが向かえる世界がある。
少なくとも最高だと言われる状態でやめたり道を変えられたら本物だろう。
今回もアウェイでの大きな試練がたくさんあった彼女だが、彼女なりにしっかり乗り切っているようだ。
翌日陶器類の回収を行い、大洗からフェリーで北海道へ。
港でもアラスカつながりのこざわ氏に見送られ出発。
ありがたい。
フェリーではほとんど意識を失っていたが、北海道上陸でがぜん元気がでてくる。
400キロ弱を走って鶴居村へ。
いつもは必ず居眠りしている佳織が1度もうとうとせず、最後まで起きて頑張っていた。
これは長距離でも初めてだ。
本当に頑張りはじめたようだ。
私も1ヶ月ぶりの帰還だった。

「安藤誠の世界2010」本州編終了2

2010 / 11 / 16 |「安藤誠の世界」

スワロフスキーオプティック銀座(東京都・銀座)

銀座では恒例になってきたスワロフスキーオプティックでの講演。
昼間の講演にもかかわらず多くの人が駆けつけてくれた。
スワロフスキーは私がガイドでも大変お世話になっているメーカーで、この会社での講演は、また別の意味があると思う。
集まっていただいた人たちも個性派ばかり。
嬉しかったのは、昔の先生時代の教え子が盛岡からやってきてくれたこと。
また彼女の持ってきてくれた栗きんとんが岐阜のものに匹敵する美味しさで、これにも脱帽。
何年たっても「先生」と来てくれるのは本当に幸せなことだ。
彼女ももしかすると近く結婚するかもしれないという。
そうやって、中学生だと思っていた教え子たちがどんどん大人になっていくのを見るのも素敵なことだと思う。
釧路の母から紹介されたという息子ら2人の来場も嬉しかった。
いろいろとつながっているのだ。
今年ガイドしたお客さんたちも何人か来ていただいていたり、アットホームに銀座の講演は終了。

Shallow’s Café(東京都・杉並区)

その足で今度は西荻窪へ。
シャローズという素敵な音楽人の集まるカフェで、ヒッコリーウィンド関連の音楽の話をする。
集まってくれたのはお店の常連さんのほか、私のガイド関連のお客さんたち。
ここではゆっくり音楽の話をしながらマスターとももりあがる。
お店でかかる音楽の趣味のよさや、普段会話できないようなマニアックなミュージシャンらの話題でも熱くなる。
夜10時すぎまで時間を忘れ、皆さんとご一緒することができた。
シャローズでは鶴居村やアラスカ関連でのつながりのご縁の方たちが来てくれたり、嬉しいハプニングもあった。
西荻窪の駅前を歩くと、これもまた面白いのだ。
何が面白いかといえば、なんだか懐かしいような町並み、店並みなのだ。
面白そうな本屋さんや飲み屋など多数。
古道具屋や家具屋さんもある。
次回は少しゆっくり歩いてみたい。
こうした音楽関連でも東京でつながっていけるのは本当に嬉しいことだ。
将来的には自然関連と音楽をミックスして、何か発信できたらと思う。

風ある林整骨院(埼玉県・幸手市)

幸手では、大学時代の日本一周バイク旅で知りあって以来の付きあいの友人のところで講演となる。
彼は風ある林整骨院を開業して、地域の人たちをケアしている。
そんな彼の整骨院で、主に患者さんたちに講演したのだが、思いのほか子供も多く、小学生から中学生、大人とバラエティ。
しかし講演のフィードバックのお粥パーティが人員不足でばたばたとしてしまい、ばらばらに食べて帰るという、少し今後の課題になる形が残った。
これは自分自身でも気をつけていかなければならないことで、「本質が何か」ということを考えさせられる。
知らない人同士でも「美味しいね」と言いながら仲よくなっていくためには、ホストがやはり必要だということを痛感する。
風ある林整骨院では多くのことを気づき学ばせてもらった。
実際に本業を犠牲にして時間をさき、イベントを動かしてもらう苦労は、自分もよく知っている。
本当にやってよかった、と言ってもらえるようなイベントや講演ができるように努力していきたい。

風の旅行社共催 トラットリア ラーチェロ(東京都・茅場町)


東京に戻り、風の旅行社との共催イベントをイタリアンレストラン、ラーチェロで行う。
ラーチェロのシェフ中川氏との出会いはまずmixiだった。
それがご縁あって今回講演会とパーティの会場に使わせてもらえたのだ。
このラーチェロでは中川氏の料理やホストするスタッフが素晴らしかった。
過去に行った風のパーティでも間違いなく群をぬいてすごい。
完全にお客さん第1に常に目を配り、料理を通じてもてなしや出会いの心を表現していく姿勢。
本当に私もやられてしまった。
テーブルに置かれた深紅のバラの花だけでも心意気がストレートに伝わってきた。
こんなかたちで、プロにしっかりサポートしてもらう会の素晴らしさを味わうことができて幸せだった。
お腹も心も満たされて、最後は中川氏とアコースティックライヴ。
これも最高に熱く感動的。
大人の、同じルーツの音楽を聴いてきた者同士の初共演。
気を利かせてくれるフレーズや、終始笑顔の中川氏に胸が熱くなる。
大切なオールドギターのコレクションを使わせていただいたことも、本当に感謝に尽きない。
今回のいろいろなイベントのなかで、完全な「プロの演出」はもしかするとここだけかもしれない…というくらい完璧にサポートしてもらう。
出会いの素晴らしさはどこでも変わらない感動があるが、プロとして演出されたり会を運ばれると、本当にたまらなく嬉しく、心から感謝したいと思う。
ここでも多くを学ばせてもらった。
来年も絶対にセットアップして、皆さんに紹介したい場所であることはいうまでもないだろう。
異業種だが、これほど共感できた人とお店も、そうめったにあるものではない。
中川氏と私をつないでくれた素晴らしい音楽にも感謝。

トラットリア ラーチェロについて詳しい情報はこちら
» ぐるなび トラットリア ラーチェロ


3に続く。

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