24歳のころに大胆なオートバイの選択をした。
それは国産メーカーのニューモデル攻勢と、愛車を数年で買いかえていく流れに、疑問を感じはじめていた時期でも あった。
そのときの「大胆な選択」というのは、イタリアのアルトゥーロマーニ氏という、「MVアグスタ」という名門レ―シングチームのチーフメカニックが引退して、小さな工房で手作りしていていたバイク。このオートバイの話はまた機会があれば話したい。当時の私は若い感性で一流の名車に乗ってみたいという気持ちと、もう愛車の買いかえは避けたいという思いで、高額なバイクを買う。しかしそのバイクは現在も所有していることと、私に多くの素晴らしいかけがえのない出会いをつれてきてくれた。
その出会いのひとつが、素晴らしいアイヌの木彫り職人、藤戸氏だ。 » Read the rest of this entry «
藤戸竹喜氏との出会い
2010 / 4 / 21 |イベントカレンダー, 安藤誠のモノがたり
23年前から現在
2009 / 8 / 14 |安藤誠のモノがたり
カヌーのガイディングも落ち着いて、何よりオートバイにふたたび乗りだす人たちを毎度見ているうちに、「今また乗らないと、20年以上のキャリアをさびつかせる」と決心。

オーストリアのスワロフスキーから
2007 / 11 / 20 |ガイド, 安藤誠のモノがたり, 11月のガイドレポート
昨日ヒッコリーウィンドになんと、オーストリアのスワロフスキー社からNO.2のポジションとマネージャーが、はるばるお越しくださった。
私の仕事ぶりの視察と挨拶をかねての鶴居入りに、本当にびっくりさせられたが、実際に彼らに会っていろいろな話ができてラッキーだった。素晴らしい紳士のレーマン氏とヒルベル氏。有志を集めて急きょスワロフスキーの懇親会も開いた。銀座からサポートのT氏も同行してもらい、スワロの歴史やテクノロジー、現在や今後についてなど、おおいに盛りあがる。
私も現場のガイドとして、いろいろな話を彼らとすることができた。おそらく、今後のスワロフスキーとのおつき合いなど、重要なポイントが押さえられたと思う。
ヒッコリーにお泊りしてもらい、早朝には日の出前からねぐらのタンチョウや大きな牡鹿、オジロワシ、ミサゴ、ヤマセミなどもガイドで見せることができた。北海道の豊かな自然や、スワロのものづくりの考え方に共感していることなど、多くを話すことができたのも嬉しい。
スワロは「30年保障」でわかるようにものづくりには、非常に丁寧な改善・対応をウリに、頑張っている。小さな鶴居村で世界の一流スワロフスキーと出会える、ということが今回自分でも素晴らしいことだと確信した。