2009 / 3 / 16 |ガイド, 釧路新聞連載エッセイ
釧路川をカヌーでくだることとは?
単純にカヌーに興味がある方や他の地域で体験してみて興味がわいてきた方。まったくひらめきや憧れで申しこんだ方も含めて釧路川をカヌーでくだる素晴らしさは言葉だけで表現するのは難しいかもしれない。
それを体験した方の感想はどんなだろうか?まずほとんどの人がカヌーは自分で漕がなければならない、漕ぐのが大変。ひっくりかえって沈没、怖い。体験前にはほとんどの人が同じような不安を持っている。しかし川くだりが終わりカヌーがどんな体験だったかは人それぞれの感想としても怖い、大変という不安はまったくといって消えているのがほとんどの体験者の特徴である。
では釧路川をカヌーでくだることとはいったいどんな意義や意味があるのだろうか。 » Read the rest of this entry «
2009 / 3 / 15 |ガイド, 季節のおすすめ
一般的に釧路湿原が一年でもっとも地味なシーズンと思われている時期。
ところが湿原を見おろす丘陵地は、まだミズナラなどの葉が茂らず最高の見晴らし。
そして夏鳥たちの多くが釧路湿原周辺に渡ってきているのです。
もちろん木々の葉が茂っていないことは、
眺望同様に鳥たちを見つけやすく、初心者でも多くの鳥を確認できるチャンス。
さらに、釧路川はもちろん周辺の川も、
1年でもっとも増水している、まさに「水の大地」。
カヌーから見る景色も水位が1メートル以上あがっていて、
夏に見る景色とは別物。
自然相手に「オフシーズン」や「お勧めできない時期」などありません。
暖かいウェアリングで大いに北の春を楽しみましょう。
2008 / 11 / 6 |11月のガイドレポート
今日は、7年近くツアーでこの時期を北海道から離れていた私に、フィールドにでるチャンスがあった。2名のお客さんとお任せのバードウォッチングとカヌー。山に入るなりカラマツの美しい黄色の紅葉にまずは感激。なんて美しいのだろう。大好きな美しい秋の山。
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2007 / 9 / 5 |8月のガイドレポート
ばたばたしてるうちに9月。8月の最後のカヌーツアー中の出来事。 釧路湿原に限らず、北海道でならどこでもクマに遭遇する可能性がある、という前提でガイドをしている。人が普段入らない森や川は特に注意が必要である。森や湿原のガイドではもちろんだが、カヌーガイド中にもクマの痕跡や足跡を普段からよく見る。
今回は出艇してから数分でクマの足跡を発見。
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2007 / 8 / 27 |8月のガイドレポート
大人のカヌーツアー2日目は少し遠出して、牡蠣で有名な厚岸町の別寒辺牛川でロングツーリング。途中1度上陸あり、のまる1日ツアー。
スタート地点には大きく「クマ出没中注意」の看板がやたら目につく。そう、この川はクマの密度が非常に高い。言い方を変えれば、最高の自然バランスがまだ残っている、素晴らしい川と、その川を取り巻く環境なのである。
うっそうとした森の中を流れる川に、ときどき身をかがめて枝をくぐるスリル。ガイドも気を抜けない、なぜならばカヌーの通過ラインがわずか1メートルほどの倒木密集地帯もあるからだ。
それにしてもお客さんの反応も早い。「昨日の釧路川もこれ以上ない素晴らしさと思ったけど、ここもすごい!感激です!」を連発。私も心から素晴らしい川下りと実感しながらのパドリング 。 » Read the rest of this entry «