2012は摩周湖のスノーシューツアーが人気だ。
「立ちどまるところ、すべてが絶景」が売りだ。
TSL(フランス製)のスノーシューは、MSR(アメリカ製)とならび、本当に快適にアップダウンをこえて安心して雪中散歩が可能。
ヒッコリーでは年配者から幼児(6歳)まで同じステージで楽しんでもらっている。
世代をこえて同じフィールドで、というのはなかなかありそうで、ない。 » Read the rest of this entry «
Snowshoes Hike
2012 / 1 / 25 |1月のガイドレポート
冬の夜のスノーシュー
2010 / 1 / 23 |季節のおすすめ, 1月のガイドレポート
日暮れからスタートするスノーシューツアー!
日暮れのトドマツの森を歩く。きゅきゅっと雪が鳴る。無数のエゾユキウサギやキタキツネ、エゾクロテン、エゾシカらの足跡。日が暮れてみるみる暗くなるのにワクワクする。ヘッドライトを点灯させ、歩くとあっという間にヒゲが凍り始めた。鼻の下のヒゲが凍るとマイナス15度、アゴならマイナス20度だ。
お客さんは初めてのスノーシュー。しかし森の圧倒的静寂に包まることに感動。スノーシューがどうだと考えるひまもない。三日月が森も木々の間から顔を出した。気づくとまわりには無数の星が輝きはじめた。
雪が音を吸いこみ、木々が静かに話しかけてくる。足跡はそこに命の躍動と厳しさを、まるで物語のように映しだす。
月光にヤチダモが照らされ、雪原にシルエットが美しく立ち並ぶ。なんて美しく厳しく。それは荘厳といってもいいだろう。オリオンの光る夜空に青白くたたずむ山々。夜の雪原や森、空は深い青のイメージだ。
星の光と月光が雪道を美しく照らし出すので、帰りはヘッドライトをつけることを自然にやめた。なんて素敵な夜なんだろう。まるで童話絵本の世界にいるような感覚。素晴らしい時間をお客さんたちと過ごせて心から感謝。