Alaska Guide 2 April 14, 2014

2014 / 4 / 14

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出会った動物や鳥たちをいくつか紹介したい。
ほかにもまだまだいろいろな動物や鳥たちがいるし、素敵なショットがたくさんあるのだが、あくまで予告(笑)
また予告はアップが多いのだが風景と撮った引きもある。
もちろんオーロラやランドスケープも楽しみにしてほしい。

Harlequin Duck

American Red Sqirrel

Common Redpoll

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Sea Otter

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Hawk Owl
私はフォトグラファーでもあるのだが、プロガイドの歴史の方が長いぶん動物たちとの距離(負荷を最小限にする距離や相手から来てもらう手法)は独特のものがある。
それを同行するお客さんに一緒に経験してもらうというのが今の私のスタイル。
大きな大砲のレンズも今回も持っていない。
いわゆるF4の600mmや500mm、800mmなどの望遠。
主にイギリスのバードウォッチングの手法や文化にも学んでいることだが、じっくりと彼らと向き合っていくこと、彼らをしっかりリスペクトすること。
深く自然と向き合うこととはいったいどんな意味をもつのだろう。
このアラスカ滞在に持ち込んだ愛読書のひとつ、ニコライバイコフの「樹海に生きる」では、いくつも私の胸を打つ言葉や経験があるのだが、そのうちのひとつの言葉に、
『野獣を追跡する猟師(この場合カメラマンも含む)は野獣や野鳥の絶滅者ではなく、おもにその守護者であり、保護者であるべきだ。自然についての知識によって、宇宙創造主の意思でつくられた、自然の世界の偉大さと美の思想を人間が体得し、自分の所業への自覚を高めることが必要である。それは死と破壊のためではなく、生命と生活のよろこびのためにである』と。
美しいという意識や音楽とは、静寂を高めるものという原点にたった意識とは、真に自然と向き合ってこそだと思う。
人と向き合うことにしてもこの経験や体験を積んでいくことはことさら重要なことだろう。
昨日、ガイドを終えて1人アンカレジからフェアバンクスまでオーロラを撮りながら15時間かけて走った。
デナリでは小さな雪道を入りギンザンマシコの声に北海道を想ったり、満月に近い月のシルエットとスプルースのトップにたたずむホークアウルに原野の豊かさを感じたり。
アントラークリークの切り立った岩肌が西日を浴びて輝く。
前後に誰も走っていないパークスハイウェイにこれは幻覚じゃないのか?と思う。
カリブーたちはときどき森から顔を出してこっちを見つめている。
私はひたすらアラスカと北海道をいつも想って走っていた。


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