1ケ月ぶりくらいにアラスカより無事帰還。
ガイドしながらの走行距離5800キロ。期間も距離も過去最長となる。
また出発の前日が父の告別式となりました。
本当にこれしかないというタイミングで、アラスカに旅立つことを許し送ってくれた父や家族に感謝。アラスカには父も一緒にいるような感じが何度かありました。
今回のアラスカガイドはいろいろな意味で私自身のターニングポイントになっていたような気がする。実際1ケ月近いガイドはオーロラもふくめ、大きなプレッシャーのなかでのガイドだが、それをひとつずつ乗りこえて何かをつかみ、解放していく。お客さんたちと過ごす素晴らしい感動の時間。ガイドをして本当によかったと、噛みしめるように思う。
今は父が旅立った寂しさや悲しみよりも、素晴らしい父に生まれ育ててもらった感謝や、喜びが大きい。そして自分は、まさにこれからだ。
北極圏への道は想像以上に厳しく素晴らしかった。走りながら、まだ地球にこんな素晴らしい道や、心がどきどきするルートがあるのだと。究極の北のウィルダネス。
ワタリガラスがやってきた。
お前は何者だ?
北に魅せられた北に未来を思う男だ。
そうか。ではその道をいけばいい。
そう言ってワタリガラスは極北の原野へと飛んで行った。
オーロラは見たいという意思を超えて、毎日私の前に姿を見せてくれた。
とんでもないブレークアップも5日以上。過去最高の、ありえないようなオーロラ。今も私の脳裏を駆けめぐる光と輝く北斗七星。
動物や鳥たちも、まるで打ち合わせをしているかのように次々と現れる。
その出会う距離や状況も半端ではなかった。
アラスカレポートとして順次報告したいと思っています。お楽しみに。
また、見習いの女の子の話や来週からの藤戸竹喜氏の世界をフューチャーしたヒッコリーの陶器市フェス。今後どんどんアップしていくのでご期待ください。
父の状況やガイド関連で、長い期間アップできなかった事情をお許しください。
そして多くの人達に助けていただき、今日に至っています。本当にありがとうございました。気持ちも新たに頑張っていきますので、よろしくお願いします。
帰還
2010 / 4 / 16