知床のシマフクロウ

2013 / 10 / 13

Blakiston's fish owl
ツアーを2日後に控え、めまぐるしく準備とガイドを行っていく。
出発当日まで、ありがたいことにカヌーガイドなど入っているが、嬉しい限りだ。
本州に出る直前までホームの大自然と過ごす。
知床のシマフクロウで、この10年でマスターピースと呼べる写真を撮ることに成功したのも、こんな時期だ。
野生のカラフトマスに果敢に挑むシマフクロウ。
給餌されたものではないのだ。
目の前で繰り広げられる命の連鎖。
それはかけがえのない光景だった。
高まる胸の興奮を冷静に押さえながら、伝えるイメージを構えるカメラのボディと相談する。
相談といっても絞りとシャッタースピードとISO設定だ。
瞬時の分析と決断を繰り返しアプローチした。
10年以上シマフクロウを見て来てこれが初めての経験。
シマフクロウが野生のマスに挑む。
私の一生をかけても完全な表現は不可能なのは承知だが、改めて自然の素晴らしさを目の前に叩きつけられる。
謙虚に受け取っていけたらいいと思う。

Blakiston's fish owl 2


この記事のタグ:

Comments are closed.

What's this?

BLOG TOP>カテゴリー:10月のガイドレポートの記事:知床のシマフクロウ です。