ヒッコリーウィンドキャンプツアー

2007 / 8 / 17

ヒッコリーウィンドを初期から育てていただいている、素敵な2人のお客様とスペシャルキャンプツアー。今回は2人ともほとんど野外で眠るキャンプそのものが初めて。初キャンプを絶対素晴らしい体験に、という若干のプレッシャーもありましたが 、なかなかのキャンプツアーになったと思います。

今回はカヌーを釧路川源流部で楽しみ、人のいない北海道の森で眠る、が大きなテーマメニュー。

源流源流のカヌーはやはり8月の暑いときはこれ以上ないほどの清涼感。写真から伝わるといいのですが。川だけではなく、川が森を流れていく素晴らしさ。川と森と空。
今回は最終日にももう1度源流をくだりましょう、という連ちゃん源流カヌーになりました。
特に最終日は私がカヌーをコントロールして、2人とも川に飛びこみふわふわと清流をライフジャケットで流れる、というおもしろハプニング(計画的?)つき。気持ちよさ満点の2人の顔。

カヌーの後はお盆でごった返しているキャンプ場をパスして本当に誰もいない森の中へ。美しい沼のほとりにテントを。
美しい沼のほとりのテント泊
あたりまえにクマさんがくるので、食事する場所を別に300メートルほど離して設営。食べ物もテントに持ちこまないやり方。テントには唐辛子のクマさん撃退スプレー。それでもどきどきのテント泊に。私は2人から40メートルほど離れたところに設営。
テントの入り口から美しい沼、後ろは深い森のふち。

夕暮れ夕食はキャンプの場合、すべて私の担当。5品用意して3人でゆっくり食べました。
怪しいスープ、炭火焼き、サーモンときのことたまねぎのホイル焼き、ベイクドポテトのカッテージチーズ添え、地元とうもろこしの蒸し焼きなど。
食事中から星空が気になり皆で空を見上げてあまりの美しさにランタンを消すことしばし。バーボンとラムと葉巻を食後、沼のほとりで3人であまり話すこともなくじっくり静寂の森を楽しみました。流れ星が沼のまわりの山に消えていき、トラツグミの悲しげな声が森をぬけていく。ときどき鹿のフィーというかん高い声が響く。すぐ近くにいる。テントに入ると体のすべ ての神経が森に集中する時間がある。しかし私はその緊張が好き。起こしたからだをゆっくり横たえ、森に眠る幸せをかみしめる。2人はちゃんと眠れるだろう か?虫で困ってないか?寒くないか?気になりつつ眠りにつく。

朝は5時半に、なんとクマゲラの強力ドラミングで目覚める。
すぐに双眼鏡で探すといた!しかも美しいミヤマカケスの集団にいじわるされて逃げている。残念ながら1人での観察だったがクマゲラのドラムは2人にも聞こえていたらしい。
目覚めがクマゲラなんて素敵。

アブたちも目覚めたので急いで撤収、もう1度釧路川源流を下りに美しい沼をあとにした。


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