鱒たちのジャンプ

2012 / 8 / 15 |雑記

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 道東のサクラマスやアメマスたちの海からの遡上がピークを迎えている。
カラフトマスやシロサケはこれからなのだが 、川に命のドラマが展開していく。
どう見ても不可能ではないかという滝を、果敢にジャンプする鱒たち。
彼らにあきらめるという言葉や、どうせ無理というような言い訳もない。
ひたすら命がある限り挑み、ジャンプしていくのだ。
 水温のわずかな変化や増水などの条件を最大のチャンスとして飛んでいく。
このような自然の素晴らしい営みを我々人間もすぐそばで見られる機会がある。

 理屈抜きに滝に挑む鱒たちは美しく輝いている。

 この滝の鱒たちのジャンプの写真を撮るにはコツや運も必要だ。
すぐには撮れない。
しかしゴ―ッという水の音と共に、食い入るように鱒たちを見つめているうちに、どんどん体に力ややる気が充電されていくのがわかる。
写真も楽しいが、何より目の前の素晴らしい光景と共にいられる幸せ。
季節になったらお客さんたちとここには足を運んできたいと思う。

鶴居村に帰ってから

2009 / 12 / 7 |雑記, 12月のガイドレポート

契約フクロウさん鶴居村に帰ってからいつものように陶器市やイベント、ライヴとバタバタがいつものパターン。しかし今回は74歳の私の父が脳梗塞で倒れ入院。2回目だったが今回は退院3日で1週間後には緊急手術。病院側からも覚悟を宣言された。家族の命の保証がなくなる宣言を受けるのは、私もかなり動揺した。今も建前では気持ちの整理がついていることになっているが本音はどうだろう。 


右足右手と言葉をほぼ、うしなってしまった父。かろうじて喜怒哀楽が理解できるが、弟や母らの動揺もまたつらい。こんな感じでまったく情報更新という気にもならず、しかも今はインフルエンザらしき風邪でやられたときた。まったく参った、と言いたいが、やっと気を取りなおしていくふんぎりがついてきた。父に感謝の気持ちもこめて、仕事を目いっぱい頑張るしかない。 

イベント中のライヴでは娘と初めて共演。これは本当に自分でもびっくりした。娘が考えていた以上にしっかりドラムを叩いていたことや、音楽に対して真剣だったからだ。親ばか承知で言わせてもらっても、かなり納得がいく初共演だった。ベースマンのお墨つきももらった。 

研修生の香織ちゃんも早朝ガイドや昼間のカフェなど一生懸命頑張ってくれていた。今年はエゾフクロウが大当たりの年で、今現在で4か所の契約フクロウさんのねぐらをおさえてある。なかには夫婦そろっても。カメラマンのマナーには相変わらず閉口するが、それも含めて少しずつでも、フクロウの立場で啓蒙していけたら、と考えている。 

タンチョウたちはすでに100羽をこえるいきおいでヒッコリーの前に集まりだしている。夕方屋根の上をねぐらへ飛んで帰る姿は壮観で、言葉をうしなう。 

マイナス10度をこえた日はミズナラの森が美しい樹氷でおおわれて輝きはじめた。いよいよ美しい冬の到来。私もさっきまで来年のアラスカツアーの行程確認でアラスカの地図を見ながら、いよいよまた素晴らしい冬がやってきたなと実感していた。冬は本当に素晴らしいと思う。 
美しさに厳しさが加わり、見るもの感じるものを圧倒する。そこで暮らす動物や鳥、人間もまた格別になる。冬が寒くて本当によかった。 

父がいつまでもつかはわからない。しかし今は精いっぱい生きてもらい、私も頑張ろう。

ネットオフィス復帰

2009 / 9 / 28 |ライヴ&コンサート, 雑記

メンフクロウ皆さん、イギリス帰国よりパソコンを壊し、きのうまでネットから離れていました。
本当にいろいろご迷惑をおかけしましたが、本日より復帰です。
イギリスの話、最近のガイド、これからのイベント、来月から一カ月の本州遠征「安藤誠の世界」のこと、音楽関係、オートバイ、釧路川関係などもりだくさんで書いていくつもりです。
新しいパソコンはビスタで、噂にたがわぬ使いづらさに閉口していますが、こちらも頑張って慣れるようにしたいと思います。
さっそく本日夜19時半より釧路「ジス・イズ」で、アラスカのスライド講演とカナダのケイト・ウィークス(シンガーソングライター)と友人のタミーとライヴ。
まずは皆さんにご報告まで。

力の限界とは?

2009 / 8 / 14 |ヒッコリーウィンドのこと, 雑記

74th Birthday力の限界?
今年は10年に1度あるか?という雨の多さにのくわえて、ガイドも深夜までおよび、おまけにお客さんのスケジュール変更など、体力的に初めて危険や限界を感じたシーズンでもありました。しかし家族をはじめお客さんの協力、自然からのギフトなど、ここまでなんとかきています。
また忍さんもカフェで精力的に頑張って、おいしくカラダも喜ぶランチでお客さんたちを喜ばせたり。アシスタントの上村の素晴らしいスキルや協力にも助けられたり。
先日は7歳からのつきあいの親友が1日だけですが来てくれたり、またお客さんでも素晴らしい感性の方がたくさんいて、そういう人からのパワーでも、元気をもらっています。 » Read the rest of this entry «

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