いよいよ冬のガイドシーズン到来だ。
早朝のしばれる空気にふれながら、美しい朝と、そこに暮らす動物や鳥、木々、そして人びと。無条件に美しいこの風景と時間。
とりわけタンチョウたちはこのシーズンの主役だ。樹氷におおわれた木々に囲まれた川のなかに、じっとたたずんでいる。朝日がさすころには、川のなかで求愛ダンスを始めるものたちも。まるで水墨画のような世界。いや、それ以上に、美しく気高い彼らの立ち姿や舞い姿。 » Read the rest of this entry «
Japanese Crane
2009 / 12 / 27 |12月のガイドレポート
フクロウ三昧
2009 / 12 / 10 |12月のガイドレポート
ここのところ、エゾフクロウの話や写真がつづく。これ以上は望めないような条件で、つがいのフクロウが観察できるというのが実際のところ。
めったに持ち歩かない一眼レフを持って1人で様子を見に行ってきた。
ここのところ1人で現場など考えられなかったが、不思議とタイミングがそろった。いつもはお客さんを第1に気にしながら観察となるが、今日はじっくりフクロウたちと対峙できた。いやはや1人で何度も笑ってしまう。
雌のフクロウは奥まって静かに目を開けているのだが、なんと人間のように、うつらうつらしてハッ、と我に返るのだ!こっくりこっくりハッ!これが笑うしかない可愛らしさなのだ。しかし一定の時間を過ぎると完全に居眠り。やはりちゃんと警戒している。旦那の雄は終始熟睡。しかしときどきあくびをしたり頭をかいたり。まったく奥さんとキャラクターが違うのだ。 » Read the rest of this entry «
今日のフクロウ夫婦
2009 / 12 / 8 |12月のガイドレポート
今日は朝からいろいろな意味で自然の風の色や木の声が感じられる。
関西からのお客さんと夫婦のフクロウをみに行くガイド。
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鶴居村に帰ってから
2009 / 12 / 7 |雑記, 12月のガイドレポート
鶴居村に帰ってからいつものように陶器市やイベント、ライヴとバタバタがいつものパターン。しかし今回は74歳の私の父が脳梗塞で倒れ入院。2回目だったが今回は退院3日で1週間後には緊急手術。病院側からも覚悟を宣言された。家族の命の保証がなくなる宣言を受けるのは、私もかなり動揺した。今も建前では気持ちの整理がついていることになっているが本音はどうだろう。
右足右手と言葉をほぼ、うしなってしまった父。かろうじて喜怒哀楽が理解できるが、弟や母らの動揺もまたつらい。こんな感じでまったく情報更新という気にもならず、しかも今はインフルエンザらしき風邪でやられたときた。まったく参った、と言いたいが、やっと気を取りなおしていくふんぎりがついてきた。父に感謝の気持ちもこめて、仕事を目いっぱい頑張るしかない。
イベント中のライヴでは娘と初めて共演。これは本当に自分でもびっくりした。娘が考えていた以上にしっかりドラムを叩いていたことや、音楽に対して真剣だったからだ。親ばか承知で言わせてもらっても、かなり納得がいく初共演だった。ベースマンのお墨つきももらった。
研修生の香織ちゃんも早朝ガイドや昼間のカフェなど一生懸命頑張ってくれていた。今年はエゾフクロウが大当たりの年で、今現在で4か所の契約フクロウさんのねぐらをおさえてある。なかには夫婦そろっても。カメラマンのマナーには相変わらず閉口するが、それも含めて少しずつでも、フクロウの立場で啓蒙していけたら、と考えている。
タンチョウたちはすでに100羽をこえるいきおいでヒッコリーの前に集まりだしている。夕方屋根の上をねぐらへ飛んで帰る姿は壮観で、言葉をうしなう。
マイナス10度をこえた日はミズナラの森が美しい樹氷でおおわれて輝きはじめた。いよいよ美しい冬の到来。私もさっきまで来年のアラスカツアーの行程確認でアラスカの地図を見ながら、いよいよまた素晴らしい冬がやってきたなと実感していた。冬は本当に素晴らしいと思う。
美しさに厳しさが加わり、見るもの感じるものを圧倒する。そこで暮らす動物や鳥、人間もまた格別になる。冬が寒くて本当によかった。
父がいつまでもつかはわからない。しかし今は精いっぱい生きてもらい、私も頑張ろう。