5月の連休から今日まで、昨年同様まったく湿原の水位が下がらない。
昨年の長雨や冷夏を思いだすが、心おどる探検ができるのも長雨の結果。
5月はリピーターのお客さんたちと地形図をもってカヌーで釧路湿原探検。
カヌーで「川下り」は一般の話で、我々はなぜか「川をさかのぼる」のである。
これは増水しているときに、釧路湿原全体が細かいクリークのような水路があちこちにできて、可能になる。
当然、地形図がないと広大な湿原で自分がどこにいるか、どこに行こうとしているか、もわからなくなってしまう。
ところがこの探検カヌーが面白いのだ。
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Into the Marshland
2010 / 5 / 26 |5月のガイドレポート
タンチョウ子育て
2010 / 5 / 19 |5月のガイドレポート
今年は昨年より、湿原全体のタンチョウの子育て開始が早い。昨年6月スタートが今年はほとんど5月の1週目から。ガイド的には新緑のブラインドを考えると有利な条件。6月中旬くらいまでは、可愛い甘えん坊の雛たちや全身全霊で愛情を注ぐタンチョウの親たちをじっくり観察できそうだ。今私が押さえている子育て夫婦は4つがい。うちひと組は兄弟を育てている。
タンチョウの子育てについては、「特別」と言っていいほど、夫婦のタンチョウの深い愛情に心打たれるはずだ。ザリガニを与えるのもわざわざ遠くから運んでくる。それだけではなくザリガニのハサミをちゃんと取りのぞいたり。その愛情のきめ細やかさや丁寧さには、人間も脱帽もの。
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興奮!キムンカムイ
2009 / 5 / 24 |季節のおすすめ, 5月のガイドレポート
昨日から3日間のバードウォッチングガイドで釧路湿原をお客さんと動いている。チゴハヤブサのペアやエゾフクロウの雛の巣立ち、タンチョウ子育てと豪華ガイドメニュー。
しかし今日私が大興奮!目の前に疑う余地のないヒグマ【(アイヌ語で)キムンカムイ】がいる!年に1回か2回は出会うが、今年は早いし距離が近い!
湿原から山へ移動中らしく、私の車の停車で湿原をうろうろしていた。これは道路を渡って山に行きたいのだとクマ同士(ヒグマと私)の意思の疎通ができたので、即座にエンジンを止めて様子を見る。
お客さんは4人、静まりかえってから皆興奮。状況説明をしながら皆で見守る。
するとなんとすっくと立ち上がった!!!
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釧路湿原の奥地へ
2009 / 5 / 10 |季節のおすすめ, 5月のガイドレポート
連休中に、ヒッコリーの常連さんと新しいアシスタントの上村と、カヌーでしかアプローチできないルートで湿原最深部に入ってきた。
カヌー1艇がぎりぎり通過できるような、細い水路を何キロか漕いでいく。
特別保護区はキラコタンから年間を通じて入るが、今回は水路。
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