2月を乗り切る

2011 / 3 / 3 |2月のガイドレポート


自分の限界をいったい何度越えたのか(笑)
それはすべて、お客さんとの出会いと、喜んでもらえる笑顔のおかげだ。
難しいガイドや海外の仕事が半分以上を占め、いまだどうやって乗り切ったか実感がわかないほどの2月だった。 » Read the rest of this entry «

Blue River Crane

2011 / 1 / 5 |季節のおすすめ, 11月のガイドレポート

釧路湿原を絵画や文で表現してきた佐々木栄松氏。
私も20代の時に彼の作品、とりわけイトウや湿原の釣りに強く魅かれた。
ガイドとして釧路湿原に入っていく私にとって、彼の時代(今から50年以上前)の湿原やそこに暮らす人や生き物たちには独特の輝きを感じていた。
その佐々木氏の作品でも、漆黒や群青を巧みに使い、湿原を描いた作品は強烈だった。昼間の湿原は一般的に様々な人たちに描かれてきたが夜の湿原はどうだったろう。
私にとって夜や闇の表現はいつのまにかBLUEの世界となっていた。
それは佐々木氏の夜の湿原を描く漆黒がBLUEで表現されていたから。
その闇に浮かびあがる純白のタンチョウと湿原の花々たち。
そして美しいBLUEで描かれた水辺。

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Geoff Muldaur and Amos Garrett At HickoryWind

2010 / 10 / 14 |ライヴ&コンサート, 10月のガイドレポート

夢なのか現実なのか、わからないような時間が何度もあった。
これほど素晴らしい充実した音楽、出会い、感動の2日間があっただろうか。
一番素晴らしかったのはライヴに集まってくれたオーディエンスの人たち。
言葉にできないくらいの感謝である。
ジェフとエイモス、スタッフのオードリーと麻田氏、北海道鶴居村ヒッコリーウィンド。
ミュージシャンとオーディエンス、場所とが、最高の調和と響きをもたらした。

2001年にジェフ・マルダ―を初めてヒッコリーウィンドに呼んだ時の感動が、当時の何倍にもなって帰ってきた。
それを当日集まってくれた皆とジェフ、エイモスとも分かち合えたのだ。
こんな素晴らしい時間や出会いはそうめったにあるものではない。
名演がどうとか、客のノリがいい悪いとか、遥か空の彼方。
そこにあったのは素敵な人たちのあふれる笑顔とあたたかさ、そして心からの感動だった。
これ以上何を望むというのか。 » Read the rest of this entry «

群青の静寂

2010 / 9 / 23 |9月のガイドレポート

9月の半ばを過ぎて、阿寒の森も急に秋の色が濃くなった。
ヤチダモが少し黄色になり、ナナカマドはもう待ちきれない様子で赤い。
そんな秋まっしぐらの森にカヌーを使って深く入る。
途中歩きながら静かな小川のほとりにたたずむ。
この時期の森で私が好きなのは、音もなく静かに、気づくと上から木の葉がひらひらと舞ってくること。
よく気をつけてみると森のなか全体にひらひらと。
ときどきカツラの甘いカラメル臭。
まるで動画のように静かに、森全体に落ち葉が舞うのだ。
季節が動く。


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レインボーツアー

2010 / 9 / 8 |9月のガイドレポート

関東からのお客さん2人と知床方面へ、鮭や鱒(マス)の遡上を楽しみにロングツアー。
滝を必死でジャンプする鱒たち。
海から川へ、体を変化させるため、様々な危険を顧みず、じっと河口や川の入り口で待機するカラフトマスたち。
目的のために決してあきらめない彼らに、いつも心を打たれる。

妥協せず、言い訳もせず。
ひたすら。

彼らを見ていると、鱒が遡上しているという事実よりも、彼らの過ごしてきた4~5年の海や森や川での歳月が頭に浮かぶ。
クジラの横を泳いだり、アザラシに追いかけられたり、人間の網にかかる仲間を見送りながら…。
目の前の彼らのひたむきな姿にあらためて思いが募る。 » Read the rest of this entry «

Where Am I?

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