8月25日 ヒッコリーウィンドにてヒグマ会議

2012 / 8 / 21 |イベントカレンダー


◆8月25日(土)【ヒグマ会議】
8月25日、ヒッコリーウィンドにてヒグマ会議を開きます。
北海道にヒグマが暮らしている豊かさとは?
本当に人を襲う動物なのか?
ヒグマは北海道の先住者、知床からヒグマの専門家を招き、彼らの現状を聞きながら、ヒグマとの関係を話し合っていく。
できれば子供や若い世代に伝えたい情報なので、大学生以下無料にしました。
私も子供の頃からのヒグマへの想いをしっかり伝えていく時期にきたと考えています。
ヒグマと彼らの山は、絶対に未来に残さなければならない。
それが我々人間の未来でもあるのだから。


 1部 知床のヒグマの現状、新しい世代のヒグマなど講演
    (環境省ウトロ自然保護官 野川裕史氏) 
 2部 ヒグマスライド講演 ヒグマに的をしぼった写真と講演
    (安藤誠) 
 3部 参加者と質疑応答
    ヒグマへの対応や共生の未来などについての話しあい


ウィルダネスロッジ・ヒッコリーウィンド
大人¥1500 大学生以下無料 
19:00 スタート


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鱒たちのジャンプ

2012 / 8 / 15 |雑記

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 道東のサクラマスやアメマスたちの海からの遡上がピークを迎えている。
カラフトマスやシロサケはこれからなのだが 、川に命のドラマが展開していく。
どう見ても不可能ではないかという滝を、果敢にジャンプする鱒たち。
彼らにあきらめるという言葉や、どうせ無理というような言い訳もない。
ひたすら命がある限り挑み、ジャンプしていくのだ。
 水温のわずかな変化や増水などの条件を最大のチャンスとして飛んでいく。
このような自然の素晴らしい営みを我々人間もすぐそばで見られる機会がある。

 理屈抜きに滝に挑む鱒たちは美しく輝いている。

 この滝の鱒たちのジャンプの写真を撮るにはコツや運も必要だ。
すぐには撮れない。
しかしゴ―ッという水の音と共に、食い入るように鱒たちを見つめているうちに、どんどん体に力ややる気が充電されていくのがわかる。
写真も楽しいが、何より目の前の素晴らしい光景と共にいられる幸せ。
季節になったらお客さんたちとここには足を運んできたいと思う。

雄阿寒岳にカムイの矢を届ける天使

2012 / 8 / 14 |7月のガイドレポート

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星のカヌーガイドのシーズンがピークになってきている。
今は夕暮れから舞うヘイケボタルが水面に映りながら飛んでいく姿や、エゾフクロウの声が楽しめる。

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北海道にヒグマの存在する意味

2012 / 7 / 29 |7月のガイドレポート


若いキムンカムイとの出会いから1週間が経つ。
知床では先週だけで4回6頭の親子のヒグマに出会った。
そのなかで嬉しい出来事があった。
夕方に兄弟の若グマをお客さんらと撮影、観察中にウトロの自然保護官の野川君と出会い、現場でヒグマについての意見交換をすることができた。
環境省や知床財団には恨みこそないが、いつも個人の意見も言わず体制やシステムのせいにしながら問題の核心に話が進まないことにストレスが多々あった。
しかし若い彼はしっかりと知床の現状把握したうえでの自分の意見を言ってきた。
立ち話だったが私も理想論ではなく具体的なビジョンをもって若グマたちの未来や行く末など意見を言わせてもらった。
嬉しいことに、早々に野川君を含めたクマ対策会議があり、メールで対策や方向性を含めた報告を彼はしてくれたのである。
それは、箱わなで捕獲してまず観光客の来ないルシャ川エリアに放獣すること。
マーキングして動きを観察報告できるようにすることなど。
おおむね私が提示した意見と一致していた。 » Read the rest of this entry «

若いキムンカムイ

2012 / 7 / 23 |7月のガイドレポート



知床で熊がみれたらというお客さんのリクエストに、きゅうきょヒグマの遭遇率の高いルートをガイドしていた。
幸運なことに至近距離で遭遇。
まだ親からはなれたばかりの若いキムンカムイ。
アリが好みなのか、一生懸命に石をひっくり返しながらアリをなめている。
私も年に数回彼らに遭遇するが、今回は距離がかなり近かった。
ファインダーから覗いた表情は無垢そのもの。
写真からもその雰囲気や表情が伝わるだろうか? » Read the rest of this entry «